PM理論
リーダーシップ論のひとつに、日本の社会心理学者三隅二不二(みすみじゅうじ 1924~2002)のPM理論があります。リーダーは、組織や集団における目標の達成という役割を担うと同時に、その集団に受け入れられ、集団全体がその目標達成に向けて機能するよう働きかける必要があります。
PM理論
・P行動=Performance(目標達成行動)
・M行動=Maintenance(集団維持行動)
【M行動】
高 pM型 PM型
↑
↑
低 pm型 Pm型
低 → → → 高 【P行動】
pm型
目標達成のための進捗管理も、チームワークを発揮するためのコミュニケーション能力や人望が不足する、リーダーシップが発揮できないタイプです
Pm型
結果重視、個人主義、トップダウン型など、目標達成能力は高いが、組織内の不満など気持ちが離れていくのが原因で、全体パフォーマンスが上がらないタイプです
pM型
人望のある人気者だがチームの気持ちを大事にするあまり業績に結び付かなかったり、目標達成のための進捗管理能力が不足するタイプです
PM型
勝利や課題解決、業績アップに向けて力を発揮し、メンバー全体でその共有が維持できるようコミュニケーション能力もある、最もバランスの取れたタイプです
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