心理学の種類

Types of psychology
心理学は、心のしくみの理解をめざす学問、科学的な手法をよって心のしくみをとらえようとする学問です。心そのものは、見ることもさわることも、測定することもできないため、目に見える形であらわれる 「行動」 から、その行動を生みだした背景にある心のしくみを推測します。
また、最新の機器が開発され、機能的磁気共鳴画像法(functional Magnetic Resonance Image:fMRI(エフ・エム・アール・アイ)など、脳部位の神経細胞が活動する、その周辺の血管を流れる血液から脳のどこが機能しているかなど神経学と心理学の焦点からさまざまな推測が行われています。

心理学では、心をいくつかの要素に分けて考えます。 心を構成する要素には、 知覚、 記憶、 学習思考、感情などがあります。それぞれの要素があらわれる「行動」を観察測定し、実験や調査などの方法により要素ごとに一般法則を探求し、性質を明らかにしていきます。

文化心理学

Cultural psychology
文化的な違いと心のはたらきの相互作用について研究します。

人格心理学

Personality psychology
性格の成り立ちや類型、その個人差を形づくる要素を研究します。

感情心理学

Emotion Studies
感情を中心に自己の思考行動や対人関係に果たす役割などを研究します。

学習心理学

Psychology of learning
経験など学習を通して行動が変容する過程を研究します。

知覚心理学

perceptual psychology
視覚や聴覚をはじめとする知覚のしくみを研究します。

生理心理学

physiological psychology
人間の生理学的な活動と心理学的な現象との関連を実験や測定を通じて研究します。

認知心理学

cognitive psychology
コンピュータの処理モデルから検証するなど、情報処理の観点から人間の心のはたらきや認知活動を研究します。

発達心理学

Developmental psychology
加齢に伴い人の心がどのように発達していくかを研究します。

神経心理学

Neuropsychology
脳などの神経系のしくみや、脳の損傷が行動や心にどのような影響を及ぼしているか研究します。

社会心理学

Social psychology
社会の中に置かれた個人の心理や、社会活動や人間関係と心の相互的影響を研究します。

教育心理学

Educational psychology
発達心理学の成果を応用し、効果的な教育の方法や、教育の場面に現れる問題に心理学を応用する研究。

異常心理学

Abnormal psychology
心のはたらきに生じる異常と、行動異常を研究します。

組織心理学

Organizational psychology
仕事の動機づけ、組織構造、リーダーシップ、組織内コミュニケーション、意思決定、組織活性化など、組織内での心理に重点を置いて研究しています。

産業心理学

Industrial psychology
最適な人材配置、仕事のパフォーマンスを高める要素など、従業員の適切な管理と組織効率の向上を研究します。

産業・組織心理学

Industrial and organizational psychology (I-O psychology)
産業心理学は従業員の適切な管理と組織効率の向上を、組織心理学は人と組織の相互作用を研究します。

健康心理学

Health psychology
生活習慣の改善や心と体のバランスを含む幅広い健康の維持・増進にかかわる心理を研究します。

経営心理学

Management psycology
経理者の心理、消費者および販売者の心理など、経営にかかわる心理を研究します。

臨床心理学

Clinical psychology
心の問題や不適応行動などの問題への支援法などを研究する分野です。

犯罪心理学

Criminal psychology
犯罪者の心理特性と行動、そこへ至る背景を研究し、犯罪の予防や犯罪者の更生などを目指しています。

感情知能の守備範囲はとても広いため知識として多くの心理学について理解しておくことは重要です。それは自然と湧き出てくる感情の種類が変化してくるためです。
プライベートと仕事と成果を求める方は、時間のある時にぜひご覧ください。

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