パーソナリティ検査
パーソナリティを客観的にとらえるための手法として最も使われているのが就職試験の「適性検査」などの「パーソナリティ検査」です。
最も一般的な手法としては、たくさんの質問に対して、当てはまるかどうかを「はい」「いいえ」「わからない」などの三択や5段階評価などで回答する「質問紙法」です。「ビッグ・ファイブ」や「YG性格検査(矢田部-ギルフォード性格検査)」「16人格質問紙検査」などがこれにあたります。
計算や図形を描くなどの単純作業を行って、その結果から分析するのが「作業検査法」です。そのひとつ、「内田クレペリン検査」は、検査用紙に印刷された簡単な1桁の足し算を1分毎に行を変えながら、休憩をはさみ前半と後半で、各15分ずつ合計30分行う検査です。作業量の変化の様子や、計算間違いの量から、パーソナリティや行動の特徴を推定します。
「観察法」では、行動を観察することでパーソナリティをつかむので、調べる対象が赤ちゃんや子供でもパーソナリティを知ることができます。
「面接法」は、カウンセラーが面接して、どのような受け答えや行動をとるかという内容からパーソナリティを調べます。
模様などを見て何を思い浮かべたか言った内容からパーソナリティをとらえるのが「投映法」です。インクの染みを見て何に見えるかを答える「ロールシャッハ・テスト」などがその一例です。
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