トレーニングメニュー
自動操縦装置をいつでもオフに
激しい感情を抱いている時はストップです。発言も行動もしません。
別の選択があることを思い出すようにします。いつも同じようなリアクションをする必要はありません。視点を変え、行動を変えることで違った感情が生まれ結果も違ってきます。選択肢があることを思い出すことが選択を始めるうえで重要です。
人物、映画・アニメの主人公でもかまいません、とっさに浮かんでくる人物なら、どのような心境でいるか想像してみましょう。
気分転換
毎日1分~5分ほど視点を変える習慣をつけましょう。場所を変えたり、外を眺めたり、仕事中であれば、冗談を口に出したり、ストレッチや深呼吸をしましょう。
気分転換をしているときは、自分の感情に注意も向け、リラックスするにつれて感情がどう変化していくか観察してください。焦点を変えて感情が変わることに気づけば、感情が静まっていくプロセスがよく分かります。
感情の方向転換
たいていの人は感情の方向転換をする前に、感情のスピードを落とす必要があります。もし、あなたが役に立たない感情で突っ走る可能性があれば、まずは、ブレーキを踏み込みましょう。不適切で役に立たないことをしっかり認識し、納得感を得ることで、感情のスピードが落ちてきて、別の適切で役に立つ感情への方向転換が容易になります。
慣れてくると不適切感情の急ブレーキ、適切な感情への方向転換、そして急加速ができるようになります。
感情メモ
電話の時などに、メモを取りますが、事実関係のみでなく「感情面」を付け加えてください。電話が終わったら、話し合った内容についてあなたの感情を書きましょう。このメモは、次のステップや最適なフォローアップについて効果的な情報になるはずです。また、感情をメモすることで、様々な感情とその変化もよく認識できるようになります。
各感情からの意見徴収
重要なことを決定する際は、自分の中で感じる各感情から意見を徴収してください。それぞれの感情は異なるメリットとデメリットについて意見をもっています。
例えば期待感は、リスクを取るように期待感をあおってきますが、不安はリスク回避を目指し、不安感に引き込もうと必死になるかもしれません。それぞれの感情がなぜ、その強さで訴えかけているのかを熟考して最終的な意思決定をします。
強く表れない感情についても、表れない理由があるので、そこについても熟考の判断材料としてください。
感情メッセージの分析
感情は、その場に合わせ自動通知として、わたしたちの意識や体感として表れます。その通知からどのような状況なのか把握し、どのような振る舞いをすればよいのかを検討する必要があります。
例えば、喜びの感情が通知された時は、誰かに感謝を伝える必要がある可能性がありますし、浮かれすぎないように注意もする必要があるかもしれません。
通知されてくるものは感情のみですが、その発生には原因があります。そこから通知の意味を解釈し、思考に活かすことが感情知能です。感情の通知があったら瞬時に広く、深い分析ができるよう慣れていきましょう。