実際の行動や、何かを考えている自分を、もう1人の自分で考えることを「メタ認知(めたにんち)」と呼びます。慣れるまでは、意識的に、もう1人の自分を登場させる必要がありますが、慣れれば、常にもう1人の自分が現れるようになります。
メタ認知の例
この女性は、ご主人に怒っていたけれど、今は、気が済んで、怒っている素振りをしている自分を、自分で見ている状況です。しっかりと状況の把握(メタ認知)ができている状態です。
男性が家族とうれしいことがあった時に、メタ認知している様子です。喜んでいることに気づくことと、動作を確認しています。
さらに「浮かれ気味か?」という意識もあり、喜びの感情を少し制限する必要があることに、気づいたところです。
さらに「浮かれ気味か?」という意識もあり、喜びの感情を少し制限する必要があることに、気づいたところです。
「現在がどうなっているのか」を把握できれば、その振る舞いが、良いか、悪いかの判断に繋げていくことができます。
メタ認知の練習
まずは、自分自身を、自分で観察する練習をして、いつでも自分を自分で見れるようにしましょう。
「今、自分は、感情知能のサイトでメタ認知のページを閲覧している。」と、もう1人の自分で考えることができますか?
気持ちについても確認をしてみましょう。
今は、どんな気持ちですか?、もしかして、怒りで溢れてますか?、平常心ですか?
このように「何をしているか、何を感じているか」など、自分自身を把握することを、メタ認知と呼び、自己理解や自己認識のひとつとなります。
毎日10時に1回、実施する。3時間に1回と意識的に、もう1人の自分を登場させて慣れていきましょう。
人間関係の改善はもちろん、人間らしい考えや行動の基本となるため、自分自身の把握レベルを高めていきましょう。
意外と簡単!?と感じた方
メタ認知は、平常心では、多くの人ができます。ただし、気持ちが大きく混乱や動揺しているときや緊急時の際は、難しいものとなります。
もし、平常心でない場面でも、メタ認知ができるか確認をしてみてください。
どのような状況でも、メタ認知を有効にできるように、普段からメタ認知のクセをつけておくことがオススメです。
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