自己パターンの認識のトレーニング

自己認識|Recognize Patterns

トレーニングメニュー

自分の癖(くせ)を1つずつ洗い出す

あなたが皮肉っぽくなったり、内向きになったときの考えや行動を思い出してください。
そうなりはじめたときのあなたの思考や感情や行動はどうだったでしょうか?
まず、何を考えて(思考)いましたか?その考えからどのような気持ち(感情)になり、どのような行動や言動をとったでしょうか?
いくつか思い出して、それぞれに典型的な自分の癖がないか考えてみましょう。
その癖が自分自身にとって不利益か考えてみましょう。
「もういいや」にたどり着いてしまう癖。「なんだか腹ただしい」という考えが出てくる癖。
自分にどのような癖=パターンがあるか把握をしていきましょう。ここではネガティブな癖を例に紹介しましたがうれしくなるときの癖、悲しくなるときの癖なども把握していきましょう。

他者から教えてもらう

家族、友人、同僚、上司、先生、誰かに頼み、あなたの典型的な反応の仕方についてコメントしてもらいましょう。

例:
私は普段、批判されると、どのように反応しますか?
良い知らせや悪い知らせに接した場合はどうですか?

相手にどのように映っているのか把握し、日常の中で、その場面になったとき、自分自身がそのパターン通りに動くか観察しましょう。
この一連の行為を何度もやってみましょう。第三者の視点を得て、定期的に試してみることは、自分のパターンをよりはっきりと知覚するのに役立ちます。

パターンに名前をつける

自分のパターンをはっきりと自身に言い聞かせるトレーニングです。
無意識を意識化するための新たなパターンを作ります。

私は、◯◯◯◯◯(刺激)をされると、◯◯◯◯◯(典型的反応)する

そのパターンに名前をつけたら、その状況を認識してください。パターンに名前をつけることで認識が強化され、自分理解が深まります。
人間関係で、よく「地雷」という表現で馴染みがあると思います。「地雷を踏むなよ」という「地雷」は、その人の怒る典型的なパターンを指します。
自分がムッとするパターン、喜ぶパターンを把握していきます。同時に他者のパターンも把握し、パターンから開始から結果までの流れを常に把握していきましょう。

想像と推測

例えば、誰かを非難したり、不愉快にさせる言動をとりたくなった自分に気づいたら。どんな思考や感情が引き金になったか突き止めましょう。
「疑われている感じた」「奪われると感じた」「負担を押し付けられる」と感じたなど、自分の思考や行動に監視の目を向け、典型的なパターンを見つけていきましょう。
下記は一例です。

早期警戒の設定

不利益をこうむるパターンを把握しているでしょうか。高い確率でデメリットとなるパターンです。
そのパターンをまず認識して、そのパターンに近づく段階で、自分の中でブレーキをかけられるタイミングを見つけます。多くの場合、イライラや不安の強い感情に支配されている状況のため、パターン流されないよう自分の感情と意識へ語り続けてください。

「パターンの先を想像すると不安、恐怖、悲しみなど不快感情」を感じたらストップです。対人関係であれば相手から離れます。何かの作業であれば休憩や延期をします。
慣れてきたら、イライラや不安が強くなる前段階のパターンから何を感じるかで、先手で手を打ちます。
対人関係であれば早い段階で話題を変えておく、作業であれば休憩や手順の見直しなどを行い、不利益に繋がる前のパターンを変えていきます。

自分のパターン辞典を作り続ける

怒るパターン、やる気が出るパターン、うれしいパターン、悲しくなる膨大なパターンを強弱を含めた、自分自身のパターン大辞典ができはじめると、嫌なことを回避したり、良いこと状況を生み出したり自分自身で自分自身をコントロールができるようになります。パターンの把握を進めながら、パターンの把握を積み上げていきましょう。

動作のパターンを把握

多くの人がメモと取るとき、普段の利き手でペンを持ちます。無意識の動作パターンです。あなたの自身の意図も意識もなく支配下にない、あなた自身です。
そして、書く文字も上手に書こうと、パターンの変更を試みない限り筆跡は変わっていきません。
感情、思考も同様にパターンがありますが、動作のパターンは目に見え、捉えやすいのでパターン把握の練習として生涯続けていきます。
利益を生むパターンはさらに動きを良くし、不利益を生むパターンは停止させていきます。
最終的に不利益を生むパターンのゼロを目指します。

他のトレーニング方法

関連記事

自分のパターンを認識する

感情の強さを把握する

感情の種類を覚える

感情を見極める第一歩

結果を見すえた思考とはのトレーニング

今の「快・不快」を把握する

PAGE TOP