共感力の活用とは

自己の方向づけ|Increase Empathy
要約
共感力とは、他者の喜怒哀楽すべての感情を適切に認識し適切に対応する能力で、仕事やプライベートを問わず対人関係の質に大きな影響を与えます。この共感力を活用することで、相手の心情を明確に理解し、相手の気持ちに適切・誠実で、心からの反応を示すことができ、強い相互支援的な関係を築くことができます。特にネガティブな感情への共感は、同情や哀れみとは異なり、他者の感情を自分事として認識し、オープンな心構えで他の人とつながり、心の底から思い、感じる対応や行動につながります。

6seconds EQ Model日本語この能力の活用は、他者と効果的に関係を築くために必要です。活用することで、他者の視野、視座、視点を理解することができるようになり、相手や場に合わせた最適な対応ができるようになります。
相手の気持ち(感情)を適切に感じとり、誠実で心からの反応を示すことが可能になるため、強い相互支援的な関係を築くことができます。また、他人の行動意図を理解したり、問題の根源を探ったり、人間関係や組織、チームで起こっている課題の全体像を把握することにも活用される能力です。
共感力は、他者について重要な手がかりを与えてくれます。相手が言葉にしていなくても、本当に必要としているものが見えてきます。これは、ビジネス上の決定や販売、人員管理に役立ちます。さらに共感力を活用できていれば、他者が受け入れられる方法でフィードバック(よいニュースも悪いニュースも含めて)を提供できます。

定義

周囲の人たちの感情を理解し、適切に対応すること

共感力とは、他者(人間だけではない)の感情を適切に認識し、適切に対応する能力のことです。
共感力は、基本的に感情的(分析的ではない)な認識と反応です。これは、他者を理解し、信頼関係を形成し、他者を考慮し、サポートをするための基盤となります。

理論

共感とは、人々が感情的なレベルでつながったときに起こる共有理解の感覚です。それは、すべての人が共有する根源的な人間性と相互依存性を認識することからはじまります。
共感に似たもので、同情や哀れみがありますが、脳の中での処理はもちろん、体の反応についても別ものです。
まず同情は、認知的共感と呼ばれ、脳内で他者の心の状態を想像して相手の置かれた立場を理解し、メッセージを伝えたり、サポートをします。この同情は、他者のサポートという面では高い効果があります。
哀れみは、同情はするが関わりたくない場合に生じ、心理的な距離は遠く、批判的な状態です。哀れみも自然発生する感情ですが、なぜ共感や同情でなく「哀れんだのか」について、感じたときに探求しておくと今後の自己成長に活かせます。

共感は、感情的共感と呼ばれ、ミラーリングメカニズムにより、他者の立場を自己の中に再現します。これにはミラーニューロンという神経細胞が他者の感情を自分の中に再現します。これにより他者の感情を深く認識し、他者とつながり、思いやりのある対応や行動につながります。また、この際の行動は、劇的である必要もなく、他者見える必要はありません、相手の感情に即していれば問題ありません。
ただし、感情的共感は、深い共感を得られる分、他者の状況(感情)に飲み込まれないために、深い自己認識力を活用し、認知的共感と感情的共感を組み合せるコントロールが必要です。
また、共感的な対応を欠いてしまう主な原因は、時間に追われているとき、そもそも感情を「非合理的」や「ばかげた」と考えていること、相手を価値のない存在と捉えること、感情が自分を圧倒することを恐れること、状況の重要性を否定することです。

Liza Summerによる写真: https://www.pexels.com/ja-jp/photo/6383158/

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