感情の強さを把握する

感情のグラデーション

感情にはグラデーション(強弱)があることを意識してみましょう。

感情にはグラデーションがあります。
大きな「音」がするとすぐに気づくのと同じで、「感情」も激しい感じ方をするとすぐに認識します。
しかし、小さな「音」は聞き逃して気づかないことがあるように、弱い「感情」には意識が向かないことがあります。

感情が湧いた時を思い出してみましょう

最近起きた出来事を思い出してみてください。その中で感情が湧いた場面を思い出してみましょう。

その感情が湧いた時の感じ方や、体の感覚の強弱を意識してみましょう。
温度計の目盛りに温度を書き込むようなイメージで、温度の高いところは強い感情、それよりも弱い感情は低い温度のところへ、もっと弱い感情はさらに低い温度へとイメージしてみてください。

日頃から感じ方に対する感度を高めておくことで、自分の感じ方とそれに伴う感情をよく理解できるようになります。
そうすることで、どのような行動を選択すればいいのかが的確に判断できるようになります。

感情の強さの段階で呼び名が変わる

強さについても「プルチックモデル」を利用します。中央に向かうほど強い感じ方の感情を示しています。
輪の外側に向かうほど、隣り合う感情との違いが捉えにくくなる様子を表現しています。
自分の感じた感情が強弱のどの部分の呼び名にしっくり当てはまるのか、照らし合わせてみましょう。
プルチックの感情の輪
平穏 喜び 歓喜
受容 信頼 尊敬
不安 恐れ 恐怖
放心 驚き 驚嘆
物思い 悲しみ 悲嘆
うんざり 嫌悪 強い嫌悪感
イライラ 怒り 激怒
関心 期待 警戒

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