結果を見すえた思考とはのトレーニング

自己管理|Apply Consequential Thinking

トレーニングメニュー

未来への影響を思考する

今日を決めたことを振り返ってみましょう。プライベート、仕事、家庭などシーンは問いません。その後にどのような結果につながるか考えてみます。
自分自身、関係する人が明日、1週間後、1ヶ月後、1年後にどのような影響を受けるか想像します。
感情的なことからモノやお金など物質的な面も合わせて深く影響を考えてみてください。感情的な面が物質的に与える影響、物質的なものが感情に与える影響を想定します。
その一瞬だけでなく、その先に、どのような結果が待っているかを予測することで、いま取るべき最良のアクションを検討することができるようになります。
また、ものごとの分析速度と質が向上し、中長期に渡る意思決定の質が将来に備えたものになり、計画的な未来を選ぶことが可能になります。

決定するまでの考えと気持ちの動き

最近決めたことについて、決定に至るまでの流れをさかのぼり、何を思い、感じて、そう決めたかを深く考えます。感情的な部分とモノやお金など物質的な部分を洗い出します。
振り返り後、自分が決めた選択、もしくは、そのプロセスを変更したいと感じるか。変更したい場合は何が理由で変更したいのか、またなぜしない場合は、なぜ変更の必要がないか明解にします。過去に決めたことを注意深く再検討してそのプロセスを分析することは、今後の意思決定の質を向上させます。
ディシジョンツリー(決定木)と呼ばれる

選択を変える変化を体験する

最近の不愉快だったことを見直してみます。まず、直近で不愉快だったことを思い出してください。
その時の
・思考(自分が考えていたこと)
・感情(自分の感情の状態)
・行動(自分がしたこと、言ったこと)を書き出します。
思考、感情、行動が相互にどのように影響しあっているかを確認しましょう。
そして、別の思考、感情、行動だったらどうなっていたかを考えましょう。思考、感情、行動の関連を明確にすることは、選択の波及効果をよりいっそう認識するのに役立ちます。

■例
▼不愉快だったときの状況
思考:なぜ自分が片付けないければならないのか
感情:イライラ、うんざり
行動:自分で片付けろと、強い口調で言った

▼思考が変化した場合の状況
思考:自分も片付けないときがあるから人のことは言えないか
感情:感謝
行動:無言で片付けた

選択結果を時間軸で思考する

何事も決定し、目の前の状況に対応する必要がありますが、中期、長期を踏まえたうえでの短期を決定しなければなりません。近視眼的と呼ばれ、目先のことにばかり囚われて、将来や大局などの洞察をおろそかにしないためにも必要な思考です。
あなたの決定が、自分や周囲に、どのような影響を与えるか把握するために、次の表へ記載してください。コストには感情的なマイナス面や費用など、ベネフィットにはそれにより得られる利益、恩恵、ためになることを記載します。決定を変えることで変わるものもシミュレーションしてみます。

コスト ベネフィット
短期
中期
長期

関連記事

感情リテラシーのトレーニング

感情を見極める第一歩

感情への反応を考える

認知能力と非認知能力

混ざり合う感情を理解する

今の「快・不快」を把握する

PAGE TOP