内発的なモチベーションとは

自己管理|Engage Intrinsic Motivation
要約
内発的なモチベーションとは、自らの内部から生まれる動機づけのことです。これを高めることで、自分のやる気を自分のコントロール下に置くことができます。この能力は、永続的な内側からの欲求を開発し、成長のために必要な勇気と忍耐力を呼び起こし維持するために必要です。内在的な動機を高めるためには、外部からの承認や報酬への必要性を減らし、明確な価値、目標、自己承認を開発することが重要です。

6seconds EQ Model日本語この能力の活用は、自分自身のやる気のコントロールを自分自身でコントロールできるようになります。
内在的モチベーションは、個人的なコミットメントなど内部からくる動機です。一方、外部からの動機は、称賛や報酬など外部からきます。外部報酬を求め、獲得することに問題はありませんが、とめどなく外部からの報酬が必要となります。さらに、モチベーションを維持するためには、前回を上回る質と量の称賛や報酬が必要になるうえ、供給が絶たれるとモチベーションは消失してしまいます。
内部のエネルギーによって、主となる動機が支えられている場合は、外部から与えられる称賛や報酬の増減による影響は穏やかか、なくなり、自己完結型のモチベーションループができあがり、永続的なモチベーションが持続します。
また、内発的なモチベーションの活用ができると、他者のモチベーションが、何に動機づけされているか見てくるため、相手との相互関係を活かすことができます。たとえば、内発的なモチベーションに支えられている相手へ、外発的なプローチで働きかけても何も変化はありませんが、内発的な部分へ触れることで、相手の内発的なモチベーションはさらに高まり、変化を引き出すことができます。

定義

報酬や見返りなど外因性によるものではなく、
個人の価値観や責任感など内から湧き上がるエネルギーを生み出すこと

モチベーションを高めるために外部からの引き上げる要素が必要な場合、私たちは常に他人の言いなりになってしまいます。内発的モチベーションを高めるということは、永続的な内なる欲求を開発し活用することを意味します。

理論

内在的動機は内部から駆動します。外在的動機は外部から駆動します。内在的動機を高めるには、2つの要素があります。第1は、外部からの承認や報酬への必要性を減らすことです。つまり、他者からの批判や失敗に対する心配を減らし、承認、称賛、報酬などへの切望を減らすことです。外部からの強化が必要となると、自律性を放棄し、他者の評価への依存が高まります。
第2は、外部の代替品の代わりに、明確な内部価値、目標、自己承認を開発することです。つまり、自分にとって重要なことに情熱を注ぎ、それを意思決定の中心にすることです。

Antoni Shkrabaによる写真: https://www.pexels.com/ja-jp/photo/4348082/

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